水・環境分野における知的援助リソースデータベースの拡充とインタラクティブマッチングWebシステムの開発
筑波大学
田中 正
1. 概要
申請者らはH18年度拠点構築事業の一環として、我が国および開発途上国
5カ国においてアンケート調査を実施し、その結果を水・環境分野における知
的リソース・ニーズデータベースとして取り纏めた。また、得られたデータを
もとにして水問題・環境問題の認知構造を明らかにすると同時に、リソース・
ニーズ間の整合性/不整合性を示した。そこで本年度事業では得られた知見の
普遍性を確認するため、特にリソースデータの拡充を行うとともに、様々な分
野においてリソース・ニーズのマッチングがWeb上で容易に行える汎用システ
ムを開発する。これにより、我が国の教育研究上の知識・経験をより効果的に
活用することが可能になると期待される。また、水・環境教育の先進国際協力
機関であるオランダ・デルフトのUNESCO-IHE (Institute for Water
Education)を訪問し、本活動に関する参考事例調査および関連する資料収集を
行う。
2. 目標
- 水・環境分野における知的援助リソースに関する調査を拡大実施し、データベースのさらなる拡充を図る。
- リソース情報の回収・集計・検索、ならびに援助ニーズとのマッチング結果出力を自動化したインタラクティブWebシステムの開発し、汎用化を試みる。
- UNESCO-IHE (Institute for Water Education)において、参考事例調査および関連する資料収集を行い、本活動に資する。
3. 成果物
- 『水・環境分野における知的援助リソース&ニーズデータベース Ver. 1.5』 → Web上で公開
- インタラクティブWebシステム
→レンタルサーバーにて稼動
- 水・環境分野における知的援助リソース&ニーズデータベース:図表集 (印刷物)
- UNESCO-IHE (Institute for Water Education)における参考事例調査報告書(印刷物)