幼児教育分野における派遣隊員支援と幼児教育協力の質的向上
お茶の水女子大学
浜野 隆
1. 概要
引き続き国内の幼児教育機関と連携して広報活動を継続するとともに、
「幼児教育協力Q&A集」「幼児教育国際動向パンフ」「Education for
All Global Monitoring Report 2007翻訳」のさらなる改善を図り、
最終版を作成する。また、20年度末までに最終版を完成させ、訓練所を通じて
隊員に配布する。また、国内の幼児教育関係機関への調査結果(幼稚園、
保育所、養成機関)を含めた最終方向書を作成し、関係者に配布する。
幼児教育国際動向パンフ、Q&A集は、活動実施後も訓練所を通じて
候補生に配布されるような体制を作る。
2. 目標
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派遣隊員の活動への教育的助言資料を作成する:Q&A集の充実を図る
ことが本拠点事業の最大の目的である。20年度末には完成版をつくるべく、
関係者からの意見聴取、調査活動を続ける。
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養成機関(主に大学・短期大学)の幼児教育担当教員が青年海外協力隊を
知り、理解する:養成機関(主に短大や大学)の段階から学生に青年海外
協力隊について知ってもらうことは重要であり、この点に関して、保育学科
の教員の理解を得る。
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派遣候補生および派遣中隊員が、幼児教育協力の国際動向に関する理解を
深める:派遣隊員が赴任する幼稚園や保育施設の現場は、援助機関において
支配的な理論枠組の影響を強く受けている。派遣隊員が国際援助の動向を
理解することは重要である。本拠点で作成した国際動向パンフレットや
翻訳資料を配布する。
3. 成果物
- 幼児教育協力Q&A集(完成版)
- 最終報告書(3年間の事業のまとめ)
- Education for All Global Monitoring Report 2007の翻訳(完成版)
- 幼児教育国際動向パンフ(完成版)