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家政分野における派遣現職教員の活動支援教材および指導法の開発

日本女子大学
佐々井 啓

1. 概要

昨年度に行った活動を継続し、いっそうの充実を図る。家政分野に関わる 教材作成が他分野の教員や派遣隊員の活動支援に重要であることが明らかと なったため、実用的な事例集を完成するために、さらに多くの家政分野に関わる 活動の実態を把握する。活動事例集に新たな項目を追加することも視野に入れ ながら、英語版を作成することを目的とする。

家政分野の活動が生活の質の向上につながる指導を目指していくことが 重要であると考え、多くの隊員が活用できる内容を盛り込むことを目指す。 また、主として女性の経済的自立を支援するための活動の可能性を考えて、 生活や教育レベルに合わせて指導できる教材事例をさらに取り上げていく。

また、昨年度の海外調査により、現地の状況に適した内容を選択できる 支援教材の必要性が明らかとなった。したがって、今年度は、中南米の調査を 計画し、これまでのアジア、大洋州、アフリカ地域とともにさまざまな地域で の活動に役立つ事例集と教材を作成する。

昨年度に作成した生活状況調査表による調査を行い、派遣地域の生活状況 を勘案して指導できるように、事例集にその指針を盛り込む予定である。

2. 目標

  1. 隊員の家政分野についてのさまざまな活動状況について、JICAと連絡を 取って情報を収集する。
  2. これまでの隊員の活動状況調査に加えて、家政に関わる活動実態を把握 して、隊員のニーズを明らかにする。
  3. 帰国隊員にアンケートおよびヒヤリング調査によって任地の生活状況の 調査を行い、生活実態を把握するとともに、家政分野に関わる指導の実態を まとめる。
  4. いくつかの職種の隊員が赴任している現地調査を行って実態を把握し、 活動事例集を充実する。
  5. 活動事例集には、現地情報を分析して、生活状況に合わせて指導できる ような事例を盛り込む。

3. 成果物

  • 派遣隊員用活動事例集CD(英語版)
  • 20年度報告書
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