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サブサハラアフリカにおける初等教育普及政策および行財政制度に関する比較分析
神戸大学 西村 幹子
1. 概要
具体的な活動計画の概要は以下の通りである。
- ガーナ、
ケニア、
マラウィ、
ウガンダ
における国内ワークショップの開催:
平成19年度に作成したリソースブックを基に、各国の有識者を招き、
各国内においてワークショップを開催する。比較教育政策フレームワークを
用いて論点を整理し、比較分析し、各国の課題やニーズの把握、政策の改善点等
について議論し、対象国内の教育政策決定者、教育行政官、援助機関などの政策
レベルのステークホルダーに対して発表を行い、政策提言(案)についての
フィードバックを得る。
- 各国の課題および比較分析した合同分析報告書(英文)および共同政策提言書の出版:
各国内のワークショップおよび日本(予定:東京・1月)で開催する
合同ワークショップの成果物として、4カ国の政策分析の結果をまとめた報告書
を全関係機関の共同で出版する。同報告書は、各国の政策決定者および援助機関
に配布し、フィードバックを求めるとともに、今後の具体的な協力に示唆を与える
ような体裁で書くよう工夫をする。分析の結果をさらに実務に活かすため、
ワークショップで得たフィードバックを基に、合同分析報告書の添付として
共同政策提言書を作成する。また、同提言書を各国の政府や援助機関に配布し、
フィードバックを求める。さらに、政策提言書に基づき、4カ国およびサブサハラ
アフリカ地域の他の国々に対して日本がどのような教育協力を展開することが
できるかについて検討する。
- 経験の共有化:
同年度の活動実績や得られた知見について日本国内の教育協力関係者に
対して発表を行い、意見交換、フィードバックを得る。
日本比較教育学会全国大会などの場においてラウンドテーブルで発表し、
研究者や実務者との意見交換、フィードバックを得る。
2. 目標
(1) | 対象4カ国(ガーナ、ケニア、マラウィ、ウガンダ)における国内
ワークショップを通したフィードバック |
(2) | 各国の課題および比較分析した報告書(英文)の出版 |
(3) | アフリカ・アジア大学間プロジェクトネットワークを活用した
共同政策提言書の作成 |
3. 成果物
- 各国の課題および比較分析した合同報告書(英文)
- アフリカ・アジア大学間プロジェクトネットワークを活用した共同政策提言書
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